アフターピルに関するアンケート調査結果(2021年4月④)

アンケート結果

こちらのページではアフターピルに関するアンケート調査結果をまとめています。

アンケートの概要

2021年にクラウドソーシングでアフターピルを使用したことがある女性を対象に、アフターピルに関するアンケートを選択式と記述式で調査

アンケート対象:アフターピルを使用したことがある女性

回答者数:25人

回答者の年齢構成

今回のアンケートの年齢構成です。

アンケート結果

Q.1 アフターピルを使った結果、妊娠はしませんでしたか

アフターピルを使った結果、妊娠をしたかどうかの質問に関しては、100%の人が「妊娠しなかった」という回答になりました。

今回は25人という限られた数の回答者でしたが、全員が妊娠しなていない結果となりアフターピルの有用性が窺える結果となりました。

現在の主流のアフターピルであるノルレボを正しく使った場合の非妊娠率は99%近い数値になっています。妊娠の可能性がある時期の人でも約85%の妊娠阻止率があるとされており、正しく使えば高い効果が期待できます。

一方でヤッペ法の場合は非妊娠率が約97%、妊娠阻止率が約57%となるとされているため、ノルレボの方がより確実性が高いと言えます。(参考文献:Lancet,352:428-433,1998)

ノルレボの場合は副作用も比較的少ないとされていますが、それでもいくつかの副作用が報告されています。

主な副作用は吐き気、眠気、下痢、めまい、不正出血や消退出血などがあります。

副作用の中では特に吐き気には注意が必要です。ノルレボを服用から2時間以内に吐き戻してしまった場合は、再度服用が必要な可能性があるため必ず相談するようにしましょう。

Q.2 アフターピルはどのように入手しましたか

アフターピルの入手方法の質問に関しては、「病院・クリニックを受診」が92%、「個人輸入・通販」と「オンライン診療サービス」がそれぞれ4%、という回答になりました。

最もオーソドックスな入手方法である「病院・クリニックを受診」という入手方法が現在でも圧倒的に多い結果となりました。

現在のアフターピルの入手方法として主に以下の3つがあります。

主な購入方法は以下の3種類です。

①病院・クリニックで処方してもらう
②海外の通販や個人輸入で買う
③オンライン診療サービスで処方してもらう

①病院・クリニックで処方してもらう

最もオーソドックスなアフターピルの入手方法です。

主なメリット
・医師の適切な診察のもと処方してもらえる
・安全に正規品アフターピルを入手出来る
・診察時間内であればすぐにアフターピルが手に入る
主なデメリット
・アフターピルを処方してもらえる病院やクリニックが少ない・どこにあるかわかりにくい
・診察時に別の患者さんの目が気になる・対面で医師に話しにくいと感じる人も
・診察時間のタイミングが合わない、休診日と重なるケースも

②海外の通販や個人輸入で買う

医師の診察を通さない方法として海外の製品を購入する方法があります。

主なメリット
・病院、クリニックに行かずに入手出来る
主なデメリット
・薬の品質が悪かったり、偽物の可能性がある
・薬の正しい飲み方や注意点を自分で調べる必要がある
・なるべく早く飲む必要があるが、いつ届くかわからない

上記のようにデメリットが多い手法となります。

アフターピルは品質が低く効果が保証出来ないものは致命的です。また、すぐに飲む必要があるのに通販でいつ届くのか保証がないのは危険であり、この手法はおすすめできません。

③ネットで診察してもらうオンライン診療サービス

現在、普及しつつあるのがオンライン診療サービスです。スマホなどを使いネット上で診察してもらって、アフターピルは郵送などで送ってもらえます。

主なメリット
・病院やクリニックに直接行く必要がない
・医師の診察を受け、正しい手順でアフターピルを入手出来る
・通常の病院、クリニックが休診の時間帯でも処方してもらえる可能性がある
・周りの目を機にする必要がない、医師との診察も直接対面でないため話しやすいと感じるケースも
主なデメリット
・アフターピルが到着するまで1日程度かかるケースが多い
・通常の病院、クリニックより値段が高いことがある
・現時点ではサービスの種類がそこまで多くない

上記のように、「①病院・クリニックで処方してもらう」「②海外の通販や個人輸入で買う」の良いとこ取りをしたような形になります。

Q.3 アフターピルを入手する際に他人の目が気になるようなことはありましたか

アフターピルを入手する際に他人の目が気になるようなことはあったかという質問に関しては、「気になった」が44%、「気にならなかった」が56%、という回答になりました。

半数程度の人がアフターピルの入手には他人の目が気になったという結果になりました。

それぞれの回答者の理由に関しては以下の通りです。

「気になった」と回答の女性の意見

・ 受付の人や医師に事情を話すのが恥ずかしかったから
・ 婦人科系の病院で他の患者も多かった為
・ アフターピルを必要とするということは、性的にだらしがない人と思われそうだと感じたため。
・ どんな風に思われているのか、だらしないと思われていないか。
・ ピルを飲んでいるのを誰にも知られたくなかったからぴ
・ 症状を聞かれるのではないかと思ったからです。
・ 病院に行くのに躊躇した
・ なんとなく恥ずかしいから。
・ クリニックで入手する際に、周りに知人がいないか心配でした。人も少なく、プライバシーも守られている感じはあったので少し安心できました。
・ 産婦人科に行くのが初めてであったため、女性1人で来ていることをどのように見られているのかか気になった。

「気にならなかった」と回答の女性の意見

・ 医師との相談の結果貰うものなので恥ずかしさなどはありません。
・ 焦っていてそれどころじゃなかったです。
・ 病院での処方だったので、特に気ならなかったです。
・ レディースクリニックだったので、待合室も女性のみ、しかも同世代の若い女性が多かったです。
・ 医者がとてもあっさりした対応だった
・ 気になる理由がないから
・ アフターピルを入手する際、ネットで調べてアフターピルを出してくれるので有名な病院に行ったのですが、そちらでは患者同士が顔を合わせないよう、カーテンで仕切られた場所で各々待機させられたり等工夫されていました。元々、薬を貰う事に抵抗を持っていたわけではなかったので、その徹底ぶりに逆に怖くなりました。
・ 婦人科を受診し、医師にきちんと相談に乗ってもらえたから。
・ 周りの友達にも持っている人がいてたから
・ 病院なので気にならなかったです。
・ 特に気にする理由はないから。もともと気にならない。
・ 内容は他の人には受診内容が分からないので気になりませんでした。
・ パートナーと一緒にすぐ病院に行って正直に話したから。
・ 知っている人が周りにいるわけではなかったから。

Q.4 アフターピルは性行為後、どのくらい時間が経過してから服用しましたか

アフターピルは性行為後、どのくらい時間が経過してから服用したか、という質問に関しては、「12時間以内」が16%、「12〜24時間以内」が52%、「24〜48時間以内」が24%、「48〜72時間以内」が8%、という回答になりました。

72時間以降と回答した人はおらず、全員が72時間以内に服用しているという結果でした。

回答者の補足の意見

・性行為から72時間以内と知っていたので、翌日に処方してもらいました。(「12〜24時間以内」の回答者)
・処方できる病院が閉まっていて翌日の受診・処方になった(「24〜48時間以内」の回答者)

現在主流となっているアフターピルのノルレボ(成分名:レボノルゲストレル)は通常72時間以内の利用でないと効果が発揮されないため、基本的に72時間(3日)以内に1錠を服用する必要があります。

プラノバールなどを使用するヤッペ法でも72時間以内に1回2錠を服用します。そしてその12時間後に再度2錠を服用、計4錠を服用します。

エラワンはやや服用時間の猶予が長く120時間(5日以内)でも効果があるとされています。120時間以内に1回1錠で効果があるとされていますが、国内では未承認の薬であるため、使用する病院・クリニックは限られます。

Q.5 アフターピルで副作用などはありましたか(症状が複数ある場合は最もひどかったもの)

アフターピルで副作用などはあったか、という質問に関しては、「なかった」が56%、「吐き気」が36%、「頭痛」が4%、「その他」が4%、という回答になりました。その他の内容は「肌荒れ」でした。

半数以上の人は副作用はなかったという回答でしたが、吐き気を経験する人も一定数いる結果となりました。

ノルレボ錠1.5mgのメーカーからの情報では副作用頻度5%以上のものは以下のとおりです(引用:ノルレボ錠1.5mg 添付文書・インタビューフォーム)。

頭痛(12.3%)、傾眠(眠気;6.2%)、消退出血(46.2%)、不正子宮出血(13.8%)、悪心(吐き気;9.2%)、倦怠感(7.7%)

なお、ノルレボにはエストロゲンの成分が含まれないため、低用量ピルで報告されている血栓症が起きる心配はありません。

ノルレボをもし吐いてしまった場合は、服用してからの時間が重要です。服用してから2時間以内に吐いてしまった場合、薬が吸収されてない可能性があるため医療機関に相談するようにしましょう。

2時間以降であれば吸収されていると考えられるため、問題ないとされています。

ノルレボの飲み合わせで注意する薬として、抗けいれん薬、抗HIV薬、抗結核薬、セイヨウオトギリソウ(セントジョーンズワート)などがあります。

これらの薬はノルレボの効果を弱める可能性があるため、該当するかもしれないと思った場合は必ず医師に伝えるようにしましょう。

Q.6 アフターピルの値段はどのくらいでしたか

アフターピルの値段はどのくらいだったか、という質問に関しては、「5,000円未満」が24%、「5,000〜10,000円未満」が52%、「10,000〜15,000円未満」が20%、「15,000円以上」が4%、という回答になりました。

「5,000〜10,000円未満」が最も多数派となりました。

Q.7 アフターピルの値段についてはどう思いますか

アフターピルの値段はどう思うか、という質問に関しては「高いと思う」が68%、「適正だと思う」が32%、という回答になりました。

「安いと思う」と回答した人は0人であり、アフターピルの値段に関しては高いと感じている人が多くいる結果となりました。

「高いと思う」と回答の女性の意見

・ 学生とかならば5000円以上は厳しいと思います。大人でもほいほい出せる金額ではないです。
・ 学生だったので痛い出費でした。
・ 保険が適用されないので、高いです。
・ 特に診察など丁寧にされないのに高いと思う。
・ 命には変えられませんが、少し高めな気がします。
・ 避妊率と価格が見合ってない薬もある
・ もっと安ければ未成年も払える
・ 思ったより高額でした。
・ もう少し価格が安いといいなと思う
・ 保険が効くようにする又はもう少し価格を抑えると安心
・ 通常のピルの薬価の倍以上あるので、高いと思う。
・ 高いので、必要だが買うか迷ってしまう
・ 普通のピルに比べたら高いと思う
・ もっと安いと助かります。
・ 高いと思う。せめて5000円以内にしてほしい。
・ 資金がない人が処方されずに望まれない妊娠につながる可能性があるから。
・ 学生の時であったため、持っているお金も少なく高いと感じた。

「適正だと思う」と回答の女性の意見

・ 誰でもおいそれと手に入れやすい値段でもないが、高すぎるとも思えないため。
・ 安すぎると「ピルを飲めば大丈夫」と避妊しなくなる女性が増えそうだから
・ あまり安くても効果が疑わしいしそれなりの値段の方がいい。
・ 保険外の品物だから高いのは仕方ない。
・ 必要な効果が発揮されるため、値段相応だと思うから。
・ 普通のお薬とは少し違い特殊だと思うので、妥当かなと感じたからです。
・ 他の薬やホルモン剤と変わらないから。
・ 緊急事態に対処できる薬なので、それなりの値段はすると思いました。

Q.8 アフターピルの入手方法に関して、ドラッグストアでも買えるようにするなどもっと購入しやすくしたほうが良いと思いますか

アフターピルの入手方法に関して、ドラッグストアでも買えるようにするなどもっと購入しやすくしたほうが良いと思うか、という質問に関しては「思う」が84%、「思わない」が16%、という回答になりました。

購入しやすい形にすることを望む人が多い結果となりました。

「思う」と回答の女性の意見

・ 親に知られたくない、周りに見られたくない医師と話したくないという人は必ずいると思います。私もそうでした。薬局で買えたら良いのにと思います。
・ のぞまない妊娠を阻止することができる
・ ドラッグストアならすぐ手に入るので、必要な人に行き渡ると思うから
・ 不安に思った時にすぐに手に入れたいから
・ アフターピルを入手しやすくなると性の乱れが起こる、という意見に同意できない。ピルを必要とする人はそれなりの罪悪感や後悔をもっている。入手しづらいのであればじゃあいいや、となってしまって結果望まない妊娠、ということにもつながりかねない。
・ 避妊に失敗して本当に困ったときにドラッグストアで購入出来れば、精神的に助かるので
・ 命には責任がつきもので、責任を負えない人に判断できるものを身近に置くことは悪いことでは無いと思う。
・ 医者がやってない時間でも飲みたいときはあるので。
・ 望まれない妊娠が防げる
・ 病院に通院するのがめんどうだから。
・ すぐに処置できるので賛成です。
・ もう少し入手しやすくなれば望まない妊娠が減ると思う
・ 購入しやすくなると性が乱れる等の意見もあるが、望まない妊娠の方が問題だと思う。みんながみんな避妊具ナシで行為をしたからピルを飲むわけではない。薬があるというのに、誰にも相談できず病院にも行けない女性が一人で子供を産み落とし途方に暮れる事があってはならないと思う。
・ アフターピルの服用までの時間で効果が変わるので、必要な時すぐに手に入った方が良いから。
・ 万が一の時に備えて、いつでも気軽に買えるようにしてほしい
・ なんでも購入しやすい方が良いからです。
・ 手軽に買えるようになったらいいと思うから。
・ 働いていて病院へ行けない人もいてるので、もう少し手軽に手に入ると便利だろうなと思います。
・ 私のように病院が空いてなくて不安になる時間を過ごす人が減って欲しい
・ 性被害にあったときなどにすぐ利用することができるから。
・ いろんな意見があると思うが、望まない妊娠を防ぐには1番の方法であるから。

「思わない」と回答の女性の意見

・ 簡単に手に入るようになってしまったら安易に考えてしまう人が増えると思います。
・ 簡単に使用して性病が増えそう
・ そんなに必要なことがないから。
・ ドクターを通して入手できる方が安全だと思うので、市販だと怖いと思うからです。

なお、海外ではアフターピルの購入に関して、オーストラリアや中国、イタリア、アメリカなど約90カ国が処方箋なしで購入可能となっています。

日本では、政府は処方箋なしで購入できるよう検討する方針を打ち出しているものの、日本産科婦人科学会は導入に慎重な姿勢という状況です。(出典:HUFFPOST https://www.huffingtonpost.jp/

Q.9 今後もしものことがあれば再度アフターピルを使用したいと思いますか

今後もしものことがあれば再度アフターピルを使用したいと思うか、という質問に関しては「思う」が72%、「思わない」が28%、という回答になりました。

再度必要な機会があればまた使いたいという人が多い結果となりました。

「思う」と回答の女性の意見

・ 子どもができたら経済的にきついから
・ まだ妊娠する時ではないと思うから
・ 子供を望んでいないため。
・ 前回も効果があって、副作用もなく安心だから
・ 副作用もさほど感じなかったから
・ 間違って中で出すこともあるし、お守り代わりとしても持ちたい。
・ 中絶するより100倍良い
・ 簡単に避妊したいから。
・ 望まない妊娠予防の為です。
・ 万が一の事があれば使用する
・ 私はパートナーとの行為で失敗があった為、ピルを服用しました。妊娠を望まない場合には勿論、避妊具はつけますが、また同じような失敗があり妊娠を望まない場合には服用すると思います。
・ 妊娠を望んでいないから。
・ アフターピルを飲むことで安心できるから
・ もしもの場合は、頼りたいです。
・ 便利だと感じているから。
・ 万が一のことがあれば、利用できるのならしたほうが安心だと思うからです。
・ 同じようなことが起こるのは嫌ですが、もし起こったら再度アフターピルを使用すると思います。
・ 妊娠を望んでいない時であれば使用すると思う。

「思わない」と回答の女性の意見

・ 安いものでもないし副作用もあります。飲まなくて良いよに自身で気を付けたい。
・ 年齢が上がったので授かったら産もうと思うから
・ 副作用が酷かったため。荒れた肌が治るのにとても時間がかかりました。
・ 今は罪悪感があるから
・ 副作用がキツかったため。
・ 今は妊活中のため思わない
・ 結婚して子供ができても問題ないから。

Q.10 アフターピルを他人に勧めたいと思いますか

アフターピルを他人に勧めたいと思うか、という質問に関しては「勧めたい」が56%、「勧めたくない」が44%、という回答になりました。

他人にも勧めたいと考えている人は半数程度という結果になりました。

「勧めたい」と回答の女性の意見

・ アフターピルをのめばこんなことにはと悩む人を見てきました。値段や副作用も承知の上で求めるなら進めたいです、
・ 望まない妊娠をふせぐために、必要だから
・ アフターピルに関してはもっと女性の間で情報が共有されるべきである。
・ 本当に困っているなら良いと思います。望まない妊娠を避けれれるので。
・ もし子どもを計画していないのであれば、勧めても良いと思うから
・ これで問題が大きくならないこともあったし、何より安心できる。
・ 中絶することになるより良いから
・ 強姦や避妊に失敗した人に薦めたいです。
・ もし不安に思う事があるなら使って欲しい
・ アフターピルは適切に飲めば副作用も少なく、体へのダメージもありません。中絶すれば体だけではなく心にもダメージを負うから。
・ 望まない妊娠を避けうるから。
・ 望まない妊娠をするより薬を飲んだ方がいいから
・ もしもというときのために必要だと思うから。
・ もしもの時とかに勧めたい。

「勧めたくない」と回答の女性の意見

・ 吐き気の他に体の中から薬で変えられているような気持ち悪さがあったから経験しないほうがいいからです。
・ 私はなかったが、副作用がひどい人もいると聞いたため
・ できれば使用することがないようにして欲しいです。
・ あまり他人とアフターピルについて話したくないから。
・ あまりいい事だとは思わないから
・ 勧めはしないです。個人の自由なので。
・ わざわざ私が勧める理由がないから。
・ できれば服用しないに越したことはないかなと思うからです。
・ 体への負担が心配だからです。
・ 場合にもよるが、避妊に失敗した等緊急時のみ勧めることがあるかもしれないが基本はあまり勧めないと思う
・ 体に負担がかかるし、なんらかの副作用が必ずあるので、やめたほうが良いと思うからです。
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